緊急時に備え、心肺蘇生法を覚えましょう。
災害時は救急車がすぐに到着しないことも考えられます。普段通りの呼吸がない場合は、直ちに胸骨圧迫をしてください。強く・早く・絶え間ない胸骨圧迫により、救命率は大幅に向上します。
傷病者の肩をやさしくたたきながら大声で呼ぶ(何らかの応答や目的のある仕草があるかどうか)を確認します。
反応・普段通りの呼吸がない場合は、ためらわず胸骨圧迫を開始します。
圧迫位置に手を重ね、胸骨が5cm以上沈むくらい圧迫します。
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手首近くの固い部分で、少なくとも1分間に100回の速度で行ってください。「世界に一つだけの花」の曲のリズムが目安になります。
※胸骨圧迫は、1〜2分を目安に交代してください。疲れると圧迫が弱く、遅くなります。
※ 胸骨圧迫の中断は10秒以上にならないようにしてください。
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両ひじを真っ直ぐに伸ばし、自分の肩を傷病者の胸の真上にくるようにして、体重を乗せるじで圧迫してください。
斜めに圧迫したり、肘を曲げて圧迫しないこと。
※小児に対しては、両手または片手で、胸の厚さ約3分の1が沈むほど強く圧迫します。