東日本大震災

東日本大震災
マグニチュード M9.0
地震発生時間 2011年3月11日14時46分
最大震度を観測した場所 三陸沖
死者 16,278人
行方不明者 2,994人
家屋全壊 129,198棟
家屋半壊 254,238棟

※気象庁・消防庁の資料による

国内観測史上最大規模の巨大地震が東日本を襲った

宮城県栗原市で震度7、宮城県、福島県、茨城県、栃木県の4県34市町で震度6強を観測。東北地方を中心に北海道から九州にわたる広い範囲で震度6弱~1の揺れを観測しました。そして日本の太平洋沿岸のほぼ全域に津波が発生しました。

高田地区被災

津波被害 津波で流された石油タンク

写真提供:(財)消防科学総合センター

東北の太平洋岸地域を中心に甚大な被害

三陸沖で発生したマグニチュード9の地震で、宮城県栗原市で震度7、宮城県、福島県、茨城県、栃木県の4県34市町で震度6強を観測したほか、北海道から九州地方にかけて震度6強~1を観測。国内観測史上最大規模の地震となりました。特に津波による被害で、宮城県、岩手県、福島県などは深刻な打撃を受けました。
 

福島第一原発が爆発

東日本大震災で起こった地震動と津波の影響により福島第一原発で爆発が起こり、放射性物質が大気中に放出されてしまいました。国際原子力事象評価尺度 (INES) において最悪のレベル7(深刻な事故)に分類されています。このことから住民の生命・身体の危険を回避するために、国は原発事故直後から避難指示を出し事故の深刻化に伴い徐々に避難指示区域が拡大されました。
 

震災による倒産が激増

東日本大震災は、すでに減速傾向であった日本経済を直撃する結果になりました。帝国データバンクの調査によると、震災による影響を受けた倒産は震災から1年間で656件にものぼります。これら倒産企業の従業員数は1万人を超え人々の暮らしを根底から覆してしまいました。

 

首都圏にも激震が走った

東日本大震災は、首都圏にも大きな衝撃を与えました。東京23区内においてはほぼすべての区で震度5弱以上を記録し、鉄道がストップ。都心部から一斉に徒歩で帰宅をはじめた人々は、日付が変わっても歩き続けることとなり首都圏に帰宅難民があふれました。「首都直下地震帰宅困難者対策協議会」が行った実態調査によると、首都圏で約515万人が帰宅困難者だったと推計されています。